あの日、僕等は罪を穴に埋めた─secret summer─



「ちーちゃ……苦し…」


どくん、どくん、と。

心臓から押し出される血液の流れが手のひらからリアルに伝わってくる。美菜の上に馬乗りになり、そのか細い首には自分の両手。

今度は脅しでも何でもなく、本気で美菜の首を絞めていた。


「美菜が、全部、悪いんだ」


違う、違う、違う、でも、もう止められない。掛け違えたボタンを元に戻す術など知らなくて。本能のままに身体が動いた。

美菜のこと、憎んだよ。憎んで、憎んで、赦せなかったけど。

共に過ごし、関われば関わるほどに、やっぱり本気で好きだったんだなと思い知らされた。だから、こそ。

自分のものにならないのならば、いっそ。