私、から俺、?

そして、幹部の一人が口を開いた。

「清可だったら、俺らの族にもいるよな?」

「ああ。梓、お前に護衛付けていいか?」

凌介が言うが、もちろん

「いやに決まってるでしょ。ただでさえ物珍しいんだよ?今の時期の転校生なんて、なんで目立たなきゃならない訳?」

私の言葉に何も言い返せないようだった。

「で、話はそれだけ?なら帰りたいんだけど。」

帰ろうと席を立つと、待てと声がかかる。

「今日お前らに集まってもらったのには理由がある。」

いきなり真剣な顔になった。

「新たな族が近くに出来た。しかも相当強いらしい。特にレディースがな。」

珍しい。レディースが強いなんて。

「そこでだ、今俺らの族のレディースにトップがいないことは、知ってるな?」

皆が頷く。

「梓。お前にレディースのトップになってもらう。ただ、幹部も努めてもらう。どうだ?」

凌介は、じっと見つめてくる。

「幹部ではいられる?」

「ああ。もちろん。」

「わかった。やる。」

私の心は決まっていたようなものだった。

ずっと、やってみたかったからだ。