アイドル様の秘密【下】


「特には……」


そういった梓奈だったが隠してもわかった。


…私のベッドの影に隠れているキャリーバック。


「……しばらくいなよ。」


私がそう言うと梓奈の顔には笑顔があった。


「…いい…の……?」


「当たり前でしょ?親友なんだから。何があったかは知らないけど…大丈夫だよ。」


私がそう言うと梓奈の瞳に雫が溜まっていった。


「ありがっ…と……」


泣く梓奈の隣にそっと座って背中をさする。