「そうだったわ、今日はお父さんとお母さんのことを聞きに来たのよね!!私ったら全然関係ない話をしてしまって……」
千香はそう言いカバンから何かを取った。
「いいえ、優翔が千香さんの弟だったとはわからなくって…なんだか嬉しいかったです。」
「これ、あなたのご両親がなくなる前に撮った写真よ。」
千香が飛沙に渡した写真、そこには…
「パパとママと…灰夜と私……ゆう…と…と千香さん……?」
私が聞くと千香さんは静かに頷いた。
「私の父とあなたのお父さんは元々同じ暴走族出身だったの。」
「暴走…族……?」
「えぇ。それで仲がよくってね。確かに私の父は龍門咲にはいたけど…心は六条寺にあったの。父は事故死なんかじゃないわ。」
千香は言う。


