アイドル様の秘密【下】


―――――車に乗って数十分。


私達が住んでいる都会とは少し離れている場所に着いた。


「ここ…ですね。」


神塚はそういい車を止めた。


「ここが…?津名時町…」


「なんか、想像とは違うな。」


車を降りながらそうつぶやく。


「想像…ですか?」


「うん。私はもっとこう…田舎って感じな気がした。」


「正真正銘ここは都内であり、都会ですよ?」


神塚は笑いながら言う。


「んー…そうなんだけど…ところで…〝その人〝ってどこに…?」


「目の前にいますよ。」


神塚はそう言った。