夢と現実の狭間で薄れていく感覚の中
ピンクの花飾りをした少女の姿がみえた

「昨日は黄色かったっけ……
 で、一体誰……?」

顔を確認しようと必死に
目を見開いた先には
しわくちゃの見覚えのある顔があった


「悠人!!何時まで寝てんのよ!!
 遅刻!!するわよ!!!!」

母親だ。


悠人「うぅ~~おふぁよう~」

母「なにが“おふぁよう”よ!
  さっさと起きて、顔洗って、
  ご飯食べちゃいなさい!」

朝から声がでかい…
まぁそのおかげで毎日
布団という快楽物から
脱出できてはいるんだが…