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悠人「お疲れ様です、お先に失礼します」

今日も疲れた。

優衣は来なかった

あの大男を初めてみかけた場所を通る

花が添えられていた

きっと大男に殺された人へのものだろう

俺も無意識に手を合わせていた

?「お兄ちゃんも宇宙人さんなの?」

悠人「え…」

そこにはまだ五歳くらいの幼い少女がいた

悠人「君は…こんな時間に一人かい?」

少女「ううん。お姉ちゃんも一緒だよ
   愛菜のお姉ちゃんは宇宙人なの」

悠人「宇宙人…そっか!愛菜ちゃんは
   お姉ちゃんとはぐれちゃった?」

愛菜「え?なんで?ここにいるよ」

少女がそう言うと彼女の小さな影から
もう一人の女の子が現れた

女の子「初めまして!私が姉の桜です」

悠人「君いま一体どこから…」

桜「悠人さんですよね…?私は優衣さんの
  知り合いなんです。」

悠人「優衣と知り合い…?そうなんだ。
   で、俺に何か用かい?」

桜「実は私たち困ってて、優衣さんが悠人
  さんなら覚醒人のことに詳しいし
  力になってくれるって…」