「飲みなさい、七海子!」
花代さんの声に、もちろん七海子は応じない。
「かして」
倫太郎は、この世の終わりのような顔をしていた花代さんからボトルを奪い取ると、
それをぐびりと、自分の口に含んだ。
そして、おもむろに七海子を引き寄せると、迷わず彼女に口付けた。
舌で無理矢理口をこじ開け、流し込む。
隣で見ていた花代さんは、おう……となってしまった。
倫太郎は、七海子が咳き込むまでそれを繰り返した。
「げほっ……かふっ……!」
「七海子……!」
「う……」
七海子は意識を取り戻すと、自分の置かれた状況に、目をぱちくりとさせた。



