臆病者の鬼遊び





「ねえ、七海子! お昼まだでしょ? 購買行こう!」


「うぇ……?」

「行こう、行こう!」

「あ、ちょっと……!」
 
数人に呼び止められたが、まっちが大股でずかずかと歩き、廊下に連れ出してくれた。


「………」

「……七海子」

「……うん?」

「行こうか」

「うん……」
 
七海子とまっちは、本当に購買部に向かって歩き出した。
 

……と、思いきや。
 

まっちは、購買部の隣の空き教室に七海子を連れ込んだのだった。


「……え!」


「しっ……!」