臆病者の鬼遊び

 


次の日、学校は昨日よりもざわざわとしていた。
 

原因はもちろん、倫太郎の存在である。
 

だけど、皆あまり倫太郎に近付きはしなかった。


遠巻きに観察している、という感じに近い。



教室は、とげとげしい好奇に満たされた、少々息苦しい空気に支配されていた。
 


しかし、本人はそれをいっこうに気にしていないようだった。


もっと早い話、倫太郎は授業中だろうが休み時間だろうが、構わずに眠りこけていた。



自由すぎるだろ……と、七海子は少々呆れる。