ちなみに、すぐに使える部屋というのは、七海子の部屋の隣だった。 そこは、七海子が学校で使わなくなったもの、 (リコーダーやランドセルや、歴代の教科書等……) を無造作に放置していた部屋だった。 しかも七海子の部屋とは、襖で繋がっている。 これは、ゆゆしき事態だぞ、……と思うが、 どうやら花代さんは気付いていないようで、呑気に「そうめんおいしー♪」なんて笑っていた。 七海子は、緊張しすぎて味なんて感じなかった。