臆病者の鬼遊び




「あの……」

「ん?」

「なるべく、痛くしないで下さいね……その……」
 

倫太郎が、突然コーラを噴いた。

そして、激しくむせ返る。
 

七海子が思わずティッシュを差し出すと、彼は七海子の腕を掴み、ぜーぜーと呼吸しながら、怖い顔で言った。

しかし何故か、顔がちょっと赤い。


「お前……何言ってんだ……」


「え、何って、……罰、とかじゃないんですか……?」


「……罰?」
 

倫太郎は、綺麗な顔を不可解そうに歪めて、首を傾げた。


七海子は、訳が分からず、混乱していた。