臆病者の鬼遊び




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次の日は、何ごとも無かったようにゆっくりと過ぎた。


日曜日だったからかもしれない。


けれども暑くて寝苦しくなってしまったので、朝寝坊もそこそこに、


普通に朝ご飯を食べて、お昼も食べて、のんびりと本を読む事にした。


読むのは、『吾輩は猫である』だ……。


(こんなペースじゃ、読み終わる前に夏休みが終わっちゃう……)


しかし、前の内容をすっかり忘れていたので、結局最初からざっと目を通す事にした。



 【しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。


 この書生というのは時々我々を捕まえてえて煮て食うという話である。


 しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。】
 


この文章が、何となく面白かった。