臆病者の鬼遊び




彼は一応、七海子にとっては居候ではあったが、倫太郎の態度は実にふてぶてしかった。


遠慮というものがあまり無く――


いつまでも余所余所しいよりは良いが、まるでこの家の主のように、すっかり落ち着いている。
 

しかし七海子は、別のことが気にかかって仕方が無かった。



(最近、鬼退治しろって言われないけど……いいのかな)
 

でも尋ねたらそれこそ藪蛇な気もしたので、その爆弾には触れないでいる。
 


タイマーが鳴った。


お風呂が汲めたようだ。