臆病者の鬼遊び




÷÷÷÷÷÷÷÷



花代さんは、いつ帰って来るんだろう。
 

そう思いながら、三日目が終わろうとしている。


この日は、雨が降っていた。


夕立の雨が、ずっと長引いて降り注いでいた。


どこかで雨漏りしていやしないかと不安になるくらいに、だばだばと大きな音が断続的に聞こえてくる。
 


さすがに、まっちにもう一晩泊まりに来てくれとは言えず、


今晩は静かな緊張が漂っていた。


……一日目は、ここまでではなかった。


(パーティーの後の静けさ、みたいな……)



七海子は台所で洗い物をしながら、居間で寝転がってテレビを見ている倫太郎の気配を窺っていた。