臆病者の鬼遊び




(さすがに、隣の部屋で寝るのはちょっとね……)
 

まっちには、自室の隣の部屋が彼の部屋だとは言わなかったが。
 

七海子は廊下に面したガラス戸を開け放ち、縁側の窓を網戸にした。


蒸し暑い空気が抜けて、涼しい風が入ってくる。


クーラーなしでも充分だった。
 

ふと時計を見ると、もう眠ってもおかしくない時間だったので、さっさと電気を消して布団の上に転がり込んだ。
 

今日は、何だか凄く疲れた。


ゲームセンターで久し振りに体を動かしたというのもあるが、移動が完全に徒歩だった事も大きい。
 

ぐずぐずしているちに、最終のバスも行ってしまった。


こんな半端な田舎では、帰りの時間が遅くなればなるほど、交通手段が無くなっていく。


それさえなければ、実に住みやすい環境ではあるのだけど。


そういえば、今日撮ったプリクラには、七海子にとって新しい発見があった。