臆病者の鬼遊び


 

女の子二人が仲良くお風呂に入っている間、倫太郎は居間でテレビを見ながら、溜め息を吐いた。
 

今日は、遊んでしまった……。
 

本当は、そんなつもりではなかったのに、いつの間にか二人のペースに呑まれていた。


女子高生の独特の圧力には、正直、逆らい難いものがある。


七海子一人ならどうってことないのに、それが二人に増えただけで、えらい違いだった。


発言力も態度のでかさも割り増しだ。


だから女というのは、やたらと群れたがるのだろうか……。
 

しかし、このままでは、鬼退治など夢のまた夢だ。
 

やがて、七海子とまっちが、


「さっぱりしたー」


きゃっきゃっと廊下を歩いて来た。


呑気な女どもめ……!