臆病者の鬼遊び




二人は、駅の近くのコンビニに立ち寄り、アイスを買った。
 

隣接している公園のベンチを陣取り、暑い暑いと言いながら食べる。
 

まっちは元気よくアイスキャンディーに歯を立て、七海子はしゃりしゃりとカップのかき氷をほじくった。



「……青春って、こういうこと?」
 

アイスを齧り終え、棒を噛んで遊んでいたまっちが、ふと呟いた。


「どうなんだろう? そうなのかな……」


「こういう時は、『うん』って言うもんだよ~!」


「えへへ……」


 
まっちが、七海子を小突いた。


「うりゃ!」


「わあ!」


「ほいや!」


「きゃっ!」
 

かき氷を食べ終え、対抗する七海子。
 

まっちの手が胸に触れた時、「ぎゃっ」と叫んだ。