「ケイは? 途中まで一緒に――」
ケイとは、国道を越えた辺りですぐに道が分かれる。
中学の頃は部活の遠征の帰りなど駅から一緒に帰る時には、少しでも長くおしゃべりを楽しむために、どちらかが少し遠回りしたものだった。
あの頃みたく。
その呼びかけに、ケイはひらひらと手を振る。
「ちょっと今日、疲れちゃったかも。煙草吸いたいし。しばらくここでのんびりしてから帰る」
――こちらの反応を待たずにユウくんの隣にしゃがみ込んだケイは。
なんだか、私たちと一緒に帰ることを拒絶しているようにも見えて。
『煙草吸いたい』……その言葉は、やっぱり私には少しだけショックだったんだけど。
ナツの立場なら『じゃあ私も』とでも言っていいところなのに、彼女もそうは言わず、私に向けて「じゃあ2人で帰ろっか」と笑う――少しだけ、強張った作り笑いで。
それが、ナツもケイの言動に私と同じ印象を受けたことの証明のようだった。
「莉緒、歩きなんでしょー? のんびりお話ししながら帰りたいし、もう行こっか」
やけに急かしてくるナツの言葉に頷いて、その場に残ったケイとユウくんに小さく手を振った。
ケイとは、国道を越えた辺りですぐに道が分かれる。
中学の頃は部活の遠征の帰りなど駅から一緒に帰る時には、少しでも長くおしゃべりを楽しむために、どちらかが少し遠回りしたものだった。
あの頃みたく。
その呼びかけに、ケイはひらひらと手を振る。
「ちょっと今日、疲れちゃったかも。煙草吸いたいし。しばらくここでのんびりしてから帰る」
――こちらの反応を待たずにユウくんの隣にしゃがみ込んだケイは。
なんだか、私たちと一緒に帰ることを拒絶しているようにも見えて。
『煙草吸いたい』……その言葉は、やっぱり私には少しだけショックだったんだけど。
ナツの立場なら『じゃあ私も』とでも言っていいところなのに、彼女もそうは言わず、私に向けて「じゃあ2人で帰ろっか」と笑う――少しだけ、強張った作り笑いで。
それが、ナツもケイの言動に私と同じ印象を受けたことの証明のようだった。
「莉緒、歩きなんでしょー? のんびりお話ししながら帰りたいし、もう行こっか」
やけに急かしてくるナツの言葉に頷いて、その場に残ったケイとユウくんに小さく手を振った。



