アツシと2人、ワクワクしながら話し込んでいたせいか、45分の休憩時間はあっという間に過ぎていく。
「こんなにトントンと話が進むなんて、アツシに話して本当に良かった! 頼りにしてる。ありがとね」
言うと彼は、珍しく照れたようなはにかんだ顔を一瞬覗かせて、それを咳払いで誤魔化した。
もうそろそろ売り場に戻らなきゃ、という頃になって、私はやっぱりどうしても捨てきれない希望を思い切って口にした。
「ねえ、その日、ケイも呼んじゃダメかな……?」
彩乃ちゃんとケイは面識がない。
その点、ちょっとした懸念材料ではあるけれど。
アツシなら何とかしてくれる、きっと賛成してくれるって、どこかで期待していた。
だから彼の鈍い反応は、私には予想外だった。
「――アツシ?」
アツシは驚いた顔で固まった後、困ったように視線をあちこちに彷徨わせた。
少しして漸く私に戻ってきたその目が、探るように心配そうに覗きこんでくる。
「え……っと、私、そんな変なこと言ったかな」
アツシにとってだって、ケイはほんの2ヶ月前まで、一緒につるんでた仲間じゃないの?
初対面になるケイと彩乃ちゃんを気遣って、にしては、その反応は不自然に大袈裟すぎる。
相手が誰でも最初から気さくに仲良くなれるアツシが、2人を引き合わせることにそんなに驚きや困惑を見せるなんて思ってもなかった。
「いや、あの、莉緒ちゃんって」
「何……?」
言いづらそうに少し逡巡してから、彼は言った。
「莉緒ちゃんって、ケイと連絡取れてるの?」
――質問の意味が、一瞬理解出来なかった。
「こんなにトントンと話が進むなんて、アツシに話して本当に良かった! 頼りにしてる。ありがとね」
言うと彼は、珍しく照れたようなはにかんだ顔を一瞬覗かせて、それを咳払いで誤魔化した。
もうそろそろ売り場に戻らなきゃ、という頃になって、私はやっぱりどうしても捨てきれない希望を思い切って口にした。
「ねえ、その日、ケイも呼んじゃダメかな……?」
彩乃ちゃんとケイは面識がない。
その点、ちょっとした懸念材料ではあるけれど。
アツシなら何とかしてくれる、きっと賛成してくれるって、どこかで期待していた。
だから彼の鈍い反応は、私には予想外だった。
「――アツシ?」
アツシは驚いた顔で固まった後、困ったように視線をあちこちに彷徨わせた。
少しして漸く私に戻ってきたその目が、探るように心配そうに覗きこんでくる。
「え……っと、私、そんな変なこと言ったかな」
アツシにとってだって、ケイはほんの2ヶ月前まで、一緒につるんでた仲間じゃないの?
初対面になるケイと彩乃ちゃんを気遣って、にしては、その反応は不自然に大袈裟すぎる。
相手が誰でも最初から気さくに仲良くなれるアツシが、2人を引き合わせることにそんなに驚きや困惑を見せるなんて思ってもなかった。
「いや、あの、莉緒ちゃんって」
「何……?」
言いづらそうに少し逡巡してから、彼は言った。
「莉緒ちゃんって、ケイと連絡取れてるの?」
――質問の意味が、一瞬理解出来なかった。



