「なんか……久しぶりだな……こーゆーの」
唐揚げを頬張りながらだから、アツシの喋りは変に途切れ途切れだ。
「ずっと雨続きだったし、ね……って、今も微妙だけど」
湿度の高い空気に霧のような粒が混じる、けれど雨とも呼び難い宙を見ながら、メグもやっぱり唐揚げをかじり。
チクリ、胸が痛む。
雨が続いた……それだけでも、ないような。
私が、2人が一緒にいるところをあんまり見たくなくて、避けていたから。
俯きそうになったところにその空気を一蹴してくれたのは、
「つーか、お前らがまとまってから付き合い悪くなったんじゃん?」
――尚吾、くん。
メグとアツシをからかうような笑いを浮かべて、軽く明るい調子で言ってくれたから。
尚吾くんやナツは最近の私の態度をどう思ってるんだろう……なんて暗い考えに引きずり落とされずに済む。
「莉緒さん、あの……」
つん、と袖を引かれ、見ると、周りに聞こえないような小声で呼びかけてきた彩乃ちゃんが、手に持った唐揚げとナツとメグ、交互に視線を走らせた。
その目配せから、聞きたがってることを悟る。
自己紹介も受けて唐揚げももらって2人が惣菜担当なのは分かったけど、アツシの相手がナツとメグどっちなのかが分からないのだろう。
私は『惣菜コーナーの子』としか言わなかったし、尚吾くんも『お前ら』とだけ言ったから、彩乃ちゃんには断定のしようがない。
唐揚げを頬張りながらだから、アツシの喋りは変に途切れ途切れだ。
「ずっと雨続きだったし、ね……って、今も微妙だけど」
湿度の高い空気に霧のような粒が混じる、けれど雨とも呼び難い宙を見ながら、メグもやっぱり唐揚げをかじり。
チクリ、胸が痛む。
雨が続いた……それだけでも、ないような。
私が、2人が一緒にいるところをあんまり見たくなくて、避けていたから。
俯きそうになったところにその空気を一蹴してくれたのは、
「つーか、お前らがまとまってから付き合い悪くなったんじゃん?」
――尚吾、くん。
メグとアツシをからかうような笑いを浮かべて、軽く明るい調子で言ってくれたから。
尚吾くんやナツは最近の私の態度をどう思ってるんだろう……なんて暗い考えに引きずり落とされずに済む。
「莉緒さん、あの……」
つん、と袖を引かれ、見ると、周りに聞こえないような小声で呼びかけてきた彩乃ちゃんが、手に持った唐揚げとナツとメグ、交互に視線を走らせた。
その目配せから、聞きたがってることを悟る。
自己紹介も受けて唐揚げももらって2人が惣菜担当なのは分かったけど、アツシの相手がナツとメグどっちなのかが分からないのだろう。
私は『惣菜コーナーの子』としか言わなかったし、尚吾くんも『お前ら』とだけ言ったから、彩乃ちゃんには断定のしようがない。



