希紅也side

教室に入って気付いた。あの女が俺らの近くの席だってことに。しかも俺の隣は亜衣っていう女だし。マジ最悪。

輝「何で、俺らの近くにいんだよ!!」

輝が言った言葉にあいつらは反応しなかった。さっきまで恐がってたのにな。

俺達は不機嫌のまま無言でいた。そうしたら、琉架って奴が後ろを向いて何か言っていた。ボソボソだったから聞こえなかったけどな。そしたら、急に普通の音量で話し出した。

亜「ため息なんかついちゃ駄目だよ。幸せ逃げていっちゃうから。だから笑わないと。それに琉架には笑顔が一番だよ♪飴いります?」