ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
『あれ?あれって今朝の子じゃん!
もう他の男がいるけどいーの、入谷。』
友達の上田柚暉(ウエダ ユズキ)が窓の外を指さしながら言ってくる。
「別にどうでもいいって言ってるだろ?」
俺は本を読みながら答える。
『ふーん、俺はあの子とお前が何か起こりそうな予感がするけどな〜』
上田は椅子に座り、俺の顔を見ながら言った。
「起こるわけないだろ。
お前、早く課題終わらせろよ」
『はいはーい』
上田が言ったことがホントに起こるなんてこの時の俺は少しも思っていなかった。