「あっあの・・・部屋は何号室・・・」



「103」



「そうですか...」



「お前は?」



「102です...」



「へー。んじゃあ、貸して」


は?


何を?


「スマホ」



「はい...」


深澤さんはピコピコと何かをし始め


ピロリン


「ん、俺の番号入れといた」



「...」



「お前中学の友達は?」



「イジメられてたんで...いませんけど...」



「悪ぃ...何か嫌なこと聞いたよな...」



「いえ、別に構いません。本当のことなので」



「そっか...じゃあまた明日」



「はい、また明日...」


ガチャ


そうだ...


私イジメられてたんだ...


この学校でもイジメられるかもしれない...