朝...


あ...


私は洸くんの服を着てることに気がついた...


返さなきゃ...


学校は休も...


家を出て洸くんの部屋の前まできた...


コンコン


「はい...」


ドア越しにだるそうな声が聞こえた...


「あ...あの...服...」



「ん...あのさ...昨日ごめん...」



「もういいよ...気にしてない...」


嘘だ...ほんとは気にしてる...


バタッ


「え...?洸くん...?」


額に手を当てた...


「わっ...すごい熱...」



「大丈夫だから...」



「なにが...部屋入るよ...?」


洸くんをベッドに寝かせた...


このベッド...


昨日の...


「薬とか...買ってくるね...」



「待って...行くな...」


え...?


「薬...その変にあると思う...」



「あ...ありがと...」


だるそうなのに...一生懸命話してた...


洸くんは薬を飲んでしばらく寝てた...