ガラッ


まだ数人しか来てない...


てっ...あれ?


あの人...


ぶつかった人...


改めて見るとなんか...


怖そう...


しかも席...


あの人の後ろ...


ガタッ


席に座って鞄をかける


「あの...さっきはすみません...」



「誰」


は!?


覚えてないの?


「さっきぶつかった...」



「...あ...ドジの人...」


ドジ...


確かにドジだけれども...


ていうかさっきもっと優しかったじゃん


怪我してないか心配してくれたのに...


「なんていうの...」



「え?」



「名前...」



「あっ...小澤雪音です...」



「ふーん。俺、深澤洸...」


「深澤洸...」


何か...聞いたことのある名前...


どっかで...


いや、勘違いか...