ガチャ


ドアの前で泣き崩れて...


「っ...ふぇ...」


小学生の時...優しかったのに...


さっきみたいに無理矢理押し倒す洸くんじゃなかったのに...


ピロロン


『ごめん...』


携帯の画面にその文字だけが浮かび上がった...


「っ...も...やだぁ...」


洸くんに触られて嬉しいはずなのに...


怖い自分が嫌いだ...


好きなのに...


触れられたいのに...





怖かったんだ...