「じゃ、俺。後でな」 「うん!ばいばい」 体育館へ向かっていく彼を見つめて。 ー…はあ…。 とため息をひとつ。 あたしは狡い奴だ。 とってもとっても、狡い奴だ。 はるの後ろ姿を格好いいと思う反面、…いつまでも隣を歩いていたいと思う反面、 ふとした瞬間に、あの人の顔が浮かぶ。 もー…いやだ。 どんな顔をすればいいのか…