うしろすがたのきみ。




ーーーー
ーー



時は遡って、半年前。


………
ー…………ーーー……




「ねえ!はるっ!!」


ー…前を歩く彼を呼び止めるあたし。

けど、彼の耳には届かないようで、背筋は下向きに丸まったまま。


んー…、ていうかねー、あたしがこんな大声で声かけてんのに気づかないのって、




「はるさー…、あんま、爆音で聞いてると、耳死滅するよ?」



あたしははるのイヤホンを無理矢理奪い取って、自分の耳にやる。

あまりの爆音に、すぐ取ったけど。




「んー、でも、緊張したときにこれ聞くと、いけんだよね。俺」



「ふーん。そーなの?ていうか、はるも緊張すんだねー」



「するよ?」




まー、そりゃー、そうかもだけど。
今日はなんていっても、入学式。

で、はるは、新入生挨拶すんだもんね。




中学校からは、あたしとはるしか、この学校に行かないから、ほかは他人な訳だし…

うわー、考えただけで、胃がキリキリしそー