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拝啓、愛しのはるくんへ





あたしは今から告白をする。

分かってはいると思うけど、それは、はるくんじゃない誰かだよ。


…誰かは秘密だけど。




それでね、はるくんの好きなひとの事だけど、よく分かんなかった(笑)


やっぱ、あたしが聞くよりー、はるくん自分でちゃんと聞いた方がいいんじゃない?





それではそれでは、
あたしから、最上級の愛を込めてー…








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その置き手紙を見たとき、彼女の笑顔が泡となって消えていくのを感じた。



「ー…!!くそっ…!!」





そうして彼は走り出す…………