君と僕の一夜物語


「…」


暫し呆然とする


『…昨日も術をかける所、
見ただろう。何を驚く』


「目の前で最初から呪文を
唱えるのを見るのは初めてだ
なんていうか…ただの女の子みたいなのに、やっぱり魔女なんだな」


本心を口にする


『なっ…、…私をただの女の子、
なんて思う奴、シオンだけだ』


リファは驚いたような表情を見せた

この町で、生まれた時から
魔女として忌み嫌われた彼女には
ただの女の子に見られるなど、
初めてのことだった