君と僕の一夜物語




「はい、終わり」

『よし、じゃあ行くか』

「待て」

『今度はなんだ!』


ガルルッと
今にも噛みついてきそうな子犬


「朝飯、まだだろ」

そんな子犬をどうにか
懐柔出来ないか企む、シオン


『朝はいらない、お腹減らない』

「駄目。ただでさえ体の線が細いのに
それ以上細くなったらどうする」

『はぁ?お前は私の親か』

「保護者にはなるかもな。それと…
俺のことはちゃんとシオンて呼べ」



(我ながら、魔女を相手に
すごい口聞いてんなぁ…)