君と僕の一夜物語













「さて、宿屋に荷物も置いたことだし
商売しに行くか」

商品である干し肉を担ぎ
広場へ戻る


『売るのは、干し肉だけ?』


「そうだ。食べ物から先に売る」


『いっぱい商品あったほうが
売れるんじゃないの』


リファが疑問をぶつける


「食べ物の場合、売る商品は
少ない方がいいんだ。特に
小さい屋台の場合はな
その売ってる食べ物を買うという
目的のためだけに来てくれるから、
すぐに確実に買ってもらえる。
逆に色んな食べ物があると目移りし、
迷った挙句後で買おうなんてことにも
なりかねない。
なにより客の回転率が悪くなって
人気が出ても行列になり
なかなか売上が見込めないんだ」

『…色々あるんだね』

「商売だからな」