君と僕の一夜物語




『まだ街に入れないの?』


「この人数の検問となると
そりゃ時間がかかるだろう
あと1時間弱ってとこかな」


『…だるい』


「キャリッジに座れるだけいいだろ
他の奴らは立ちっぱなしなんだぞ」



それでもだるいものはだるいとでも
言いたげに、ジト目でシオンを見上げる



「そこの兄さん!
あんたも騎士団に入りに来たのか?」


シオン達の前に並ぶ1人の青年が
2人に話しかけた