「ごめんなさい!あたし、どうしてもクラスのほうに参加しなきゃいけなくなっちゃって…本当にごめんね!」

颯、怒るよね?こんな勝手なやつ、愛想尽かされちゃうかな…

「だから颯もクラスに参加して!」

恐くて颯が見れない。どんな表情をしてるのかな。でも、起こってるのは絶対だ。颯は約束守らないこと、大嫌いだもん。

「本当にごめんね!」

あたしはそれだけ言うと玄関に飛び込んだ。

ドアを閉めてからズルズルと玄関にへたりこむ。

はあ…本当にこんな自分、嫌になる。わけんかんないよ…はっきり言えばよかったのに。

あたしも颯と過ごしたいって。でももう遅い。後悔しても無駄なんだ。