のぼせそう…熱が一応あるんだし、もう出よう。

タオルで体をふき、部屋着に着替える。そういえばお腹すいた。朝ごはん、食べてなかったもんな…

そんなことを考えながら部屋のドアを開ける。

えっ…!?あたしの目、ついに幻覚まで見るようになっちゃったの?

だってそこには颯がいたから。会いたくて仕方なかった颯があたしの部屋に座ってた。


「颯?なんで…!?」

「あー、お前風邪ひいてんだから早く布団に入れって。」

そう言い、あたしをベッドに寝かせる。なんで颯がここにいるの?