「お前大丈夫なの?」

ほら、お母さんが颯に言っちゃったから余計な心配かけちゃうじゃん!

「大丈夫大丈夫!それよりテストなのに遅くなってごめんね。」

颯に謝りながらも、実はものすごく頭がずきずきしていた。

これはかなり深刻な状況かも。

でもここまで来たら受けるしかないよね!

あたしはフラフラしてる足にグッと力を入れて地面を踏みしめた。