須藤君が教室を出ていくと室内にはあたし一人。
遠くから吹奏楽部の練習する音が聞こえる。
これなんて曲だっけ?
聞いたことある…
なんか、切ない曲だな…
教室の窓から見える桜の木はすっかり葉が落ちてしまって、空も秋らしい青空。
十一月といえば去年の十一月の二十二日は付き合って一年の記念日。
付き合って以来初めて好きだっていってもらえて、すごく幸せだったなぁ。
ってそんなことより!
早く日誌書いて図書室いかなきゃ。
急いで日誌を書き終えると職員室の先生に渡しに行きそのまま図書室へ。
「ごめん、お待たせ!」
図書室に入ると都築君はすでに返却された本を本棚に戻す作業をしていた。
「走ってきたの?」
「えっ?…うん。」
あたしの顔を見て笑う都築君はついこの前まで見せたことのない笑顔。
遠くから吹奏楽部の練習する音が聞こえる。
これなんて曲だっけ?
聞いたことある…
なんか、切ない曲だな…
教室の窓から見える桜の木はすっかり葉が落ちてしまって、空も秋らしい青空。
十一月といえば去年の十一月の二十二日は付き合って一年の記念日。
付き合って以来初めて好きだっていってもらえて、すごく幸せだったなぁ。
ってそんなことより!
早く日誌書いて図書室いかなきゃ。
急いで日誌を書き終えると職員室の先生に渡しに行きそのまま図書室へ。
「ごめん、お待たせ!」
図書室に入ると都築君はすでに返却された本を本棚に戻す作業をしていた。
「走ってきたの?」
「えっ?…うん。」
あたしの顔を見て笑う都築君はついこの前まで見せたことのない笑顔。