「あのっ、ありがとうございました!」
あたしが言うと、平野君はきょとんとした顔をしてそのあと吹き出した。
「なんで敬語?藤咲っておもしれーな!」
平野君は二年生から同じクラスになった野球部の男の子。
明るくてクラスのなかでも人気者で頼れる存在で行事の時はみんなをまとめるリーダー。
子犬みたいな人懐っこい笑顔が爽やかで結構モテるって早紀ちゃんが言ってた。
「何考えてたの?」
平野君が小さく言った。
「問い1考えてたの。わかんなかったんだ。」
バカって思われちゃうかな?でも数学苦手なんだもん。sinとか√とか見るだけで頭くらくらしちゃう。
「どこがわかんない?」
えっ…もしかして教えてくれるの?これはありがたい!お言葉に甘えて…
「えっと、ここのXが…」
平野君の教えかたはとっても分かりやすくて、バカなあたしも理解出来た。
あたしが言うと、平野君はきょとんとした顔をしてそのあと吹き出した。
「なんで敬語?藤咲っておもしれーな!」
平野君は二年生から同じクラスになった野球部の男の子。
明るくてクラスのなかでも人気者で頼れる存在で行事の時はみんなをまとめるリーダー。
子犬みたいな人懐っこい笑顔が爽やかで結構モテるって早紀ちゃんが言ってた。
「何考えてたの?」
平野君が小さく言った。
「問い1考えてたの。わかんなかったんだ。」
バカって思われちゃうかな?でも数学苦手なんだもん。sinとか√とか見るだけで頭くらくらしちゃう。
「どこがわかんない?」
えっ…もしかして教えてくれるの?これはありがたい!お言葉に甘えて…
「えっと、ここのXが…」
平野君の教えかたはとっても分かりやすくて、バカなあたしも理解出来た。