「キスなんか恥ずかしくて無理だよ…!」
初めて手を繋いだときだってあんなにドキドキしたのに、キスなんかしたら卒倒しちゃう。
「実結は颯君とキスしたくないの?」
したくないってわけじゃないけど…
「あっ!やばっ、授業始まる!行くよ!」
いつの間にか、五時間目の始業のチャイムが鳴っていた。
早紀ちゃんに手をひかれながらもあたしの頭のなかは颯とのことでいっぱい。
気がついたときには席について黒板の方程式をノートに写していた。
うーんと、y=…わかんない!難しいなあ~…数学って苦手。
「…さき…藤咲…!藤咲実結!」
えっ…!ヤバい、問い1で止まってて今問い3やってるの忘れてたよ!
どうしよう…問い1すらわかんないのに問い3なんてわかるわけないじゃん!
「X=2」
「えっ?」
「X=2だよ。」
「えっと、X=2です?」
「なんで疑問形なんだ?授業中にぼーっとすんなよ!」
周りから笑いがおこる。うっ…恥ずかしい。
それより!あたしは隣の席の平野君に向き直った。
初めて手を繋いだときだってあんなにドキドキしたのに、キスなんかしたら卒倒しちゃう。
「実結は颯君とキスしたくないの?」
したくないってわけじゃないけど…
「あっ!やばっ、授業始まる!行くよ!」
いつの間にか、五時間目の始業のチャイムが鳴っていた。
早紀ちゃんに手をひかれながらもあたしの頭のなかは颯とのことでいっぱい。
気がついたときには席について黒板の方程式をノートに写していた。
うーんと、y=…わかんない!難しいなあ~…数学って苦手。
「…さき…藤咲…!藤咲実結!」
えっ…!ヤバい、問い1で止まってて今問い3やってるの忘れてたよ!
どうしよう…問い1すらわかんないのに問い3なんてわかるわけないじゃん!
「X=2」
「えっ?」
「X=2だよ。」
「えっと、X=2です?」
「なんで疑問形なんだ?授業中にぼーっとすんなよ!」
周りから笑いがおこる。うっ…恥ずかしい。
それより!あたしは隣の席の平野君に向き直った。