笑いながら颯はツリーの真ん中のへんに星を飾ってくれた。
たくさんの色とりどりの星が他にも飾ってあるのに、あたしにはあたしと颯が名前を書いた星が特別にキラキラ光って見えたの。
「…わっ!」
後ろの人混みに押されて前につんのめり転びそうになる。こういうとき、背が低いのは損だなぁ…なんてボーッと考えてると、颯の手があたしの手を包み込んだ。
「見てて危ないから。」
そういって顔を背けるのは、もしかして照れてるから?そんな颯に顔が自然とにやけてきちゃう。
「なに笑ってんだよ。」
「ベつに!颯、ありがとうね?」
今日、ここに二人でこれて本当によかった。夢だったんだ、彼氏とクリスマスにデートするの。
その相手が颯なんて幸せすぎて、こわいくらい。
「そろそろ帰ろっか、もう9時すぎだし。」
颯が携帯を見て言った。楽しい時間が過ぎるのは本当にあっという間だ。
あたしたちは手をつないだまんま家路を歩き出す。
たくさんの色とりどりの星が他にも飾ってあるのに、あたしにはあたしと颯が名前を書いた星が特別にキラキラ光って見えたの。
「…わっ!」
後ろの人混みに押されて前につんのめり転びそうになる。こういうとき、背が低いのは損だなぁ…なんてボーッと考えてると、颯の手があたしの手を包み込んだ。
「見てて危ないから。」
そういって顔を背けるのは、もしかして照れてるから?そんな颯に顔が自然とにやけてきちゃう。
「なに笑ってんだよ。」
「ベつに!颯、ありがとうね?」
今日、ここに二人でこれて本当によかった。夢だったんだ、彼氏とクリスマスにデートするの。
その相手が颯なんて幸せすぎて、こわいくらい。
「そろそろ帰ろっか、もう9時すぎだし。」
颯が携帯を見て言った。楽しい時間が過ぎるのは本当にあっという間だ。
あたしたちは手をつないだまんま家路を歩き出す。



