わたしに彼氏ができない理由

今はダンスの待ち合わせ場所

あれからいっぱい悩んだ

智樹とよりを戻したい気はあるけどもういい加減にふっきらなきゃならない

拓人くんとも踊りたいけど本当に一目惚れしてたらどうしよう

とかいろいろ考えた

拓人くんにまた次会ったら私は完全に好きになってしまうかもしれない。でも好きになるのが怖かったし、、それになんだか逃げな気もした。

智樹をあきらめる口実、忘れるための恋。

そんな利用するみたいに拓人くんを使いたくなくて

誰ともダンスしないで帰ろうかも迷った

でも瑠奈も杏奈も頭を抱えた私に

「大丈夫、どっちに行っても正解だよ」

「春は正解しか選ばないから」

そう言って後押ししてくれた

だから私は決めたんだ

あの人と踊るって

決着をつけようって

過去のコトをちゃんと片付けようって

だから、、私は決めた





「春ちゃん、おまたせ!」




プールの水が夕陽に照らされてキラキラと反射するなか私の胸はおっきく高鳴った



「拓人くん」




彼は私の大好きな笑顔でニコッと笑った

やっぱり私は




恋をした