「はぁ…もうやんなちゃうなぁ。。」

へんてこな形のオブジェの上に座りながら足をぶらぶらさせる

あの後ケータイを確認すると瑠奈と杏奈から連絡がさっとうしていた

すぐに電話をかけてその時たまたまとおりかかったオブジェで待っていると伝えた

2人は私をさがして一回学校からでてしまったらしく今向かってるという

ストレートの髪を手ぐしでとかして胸の前にもってきながらため息をついた

智樹…本当に申し訳なさそうだったな。。すごく謝ってたし…ダンスどうしよう。。

智樹と復縁したいかときかれればおそらくYesだ

でもそれは私のためにならない。1度暴力をふるった彼氏は絶対にまたくりかえすらしい。。そう考えると怖い

誰か、、智樹なんて忘れちゃうくらいの恋させてよ。。


'' 私の運命の王子様いるなら早くきてよ ''


なーんてね、、そんなうまくいくわけない

俯いてローファーを眺めながら溢れてきそうな涙にたえた

「あのー、すいません」

「はい?」

涙を急いで拭って相手の顔に焦点を合わせた

「ここに座ってるの、窓から見えたんで」

そう言ってニコッと笑う彼を見た瞬間…

ドキン。

何故だか胸が高鳴った

な…に?このかんじ。。

イケメンだけど顔が特別好みなわけでもない。智樹とはぜんぜん違う。

なのに…なんでこんなに、、、

「ここ、座っちゃダメでした?」

やっとのことで口を開いた

「ん〜…まぁいいんじゃない?笑」

私が座ってるオブジェをおかしそうに見つめてぷはっと吹き出した

「でもなんか斬新。笑」

そんな彼の笑顔にまた胸が高鳴った

「どこの高校??」

「菊高です」

「菊〜??」

「わかります??」

「わかんね笑」

「えー笑」

彼の笑顔を見て自然と頬が緩んでいたことに気付いてびっくりした

さっきまで泣きそうだったのに。。

「部活、何部??」

「あ、吹部です!」

「ぽぃ〜っ!」

「そうですか?笑」

うんうんと頷きながらまたニコニコ笑う

「何部、ですか??」

聞いた後すぐに運動部だろうと思った

だって、、tha運動部!!笑

わかった、サッカー部だ!

私はサッカー部にかけて答えをまった