「えっと。。私、、ですか??」

野球部くんはちょっと恥ずかしそうに頷いた

瑠奈と杏奈が後ろで全力で落胆するのが見えた

恋やぶれたりーっ!笑 ざまみろっ☆

…ってそうじゃなくて!!!

マジか。野球部くん、、、私でいいのかよ、、、、

「あと!ダンス!相手もういますか??」

「いや、いないけど…」

「一緒に踊ってもらえませんか??」

説明しようー!!!

中高祭には二日目最後のイベントにダンスがあるのだ!

中高は男子校。。ゆえに、、女子との出会いを求めダンスに誘うのであった!!
あ、菊高が女子校だから瑠奈も杏奈も中高に行きたがっていたのだよ!!←説明遅い。笑

でも、私ダンスまでいる気ないんだよな。。

「んー…ダンスはちょっとごめ「おぃ、中野ー!おまえ何女子ナンパしてんだよ〜!」

「え…。」

私が断ろうとした言葉に聞き覚えのある声が重なる

野球部くん、、、中野くん??の肩に腕をまわしてヤンチャに笑う彼を見て私は完全に思考回路が止まった。

「智樹…」

聞こえるか聞こえないかの声で呟いた

いや唇が動いただけ

「んだよ、智樹邪魔すんな!!」

中野くんが笑って腕をふりはらう。目の前の存在に怯えて私の手は冷たくなる。

「わりぃわりぃ。笑 こいつ、いいやつだか………は、る…」

智樹が私に向き直って固まった

瑠奈も杏奈もそれまで中野くんと私を見てキャーキャー言ってたのに

この雰囲気に気付いて、後ろからの黄色い声もしなくなった