「・・・これは・・・これはいったいどういうことなの!?あなた!!!」

「い、いや、違うんだ! これは、その、えっと・・・」


父が揺れる


「言い訳は聞きたくないわ。奏が死んだとき“二人で支えあって生きていこう”って言ったじゃないの。どうして・・・どうして・・・・・・」


母は泣き崩れた

そのとき


「舞・・・」

それまで玄関にいた鈴音さんがやってきた

泣いている母を見て鈴音さんが顔をしかめる