「と、ところで、壬生浪士組の場所でしたかな…?えーと……お名前を伺っても?」
店の者が控えめに本題にうつそうと少年、
もとい少女にたずねた。
「あっ、そうでした!私……げふんげふん……僕は沢村蒼です!」
「(立ち直りはやっ…)蒼様ですね、ですが壬生浪は確か女人禁制だったはずですが…」
「だから、男装してるんです!ですから、壬生浪士組の人たちにはシーーッ、ですよ?」
人差し指をたて悪戯っ子のような笑みを浮かべた蒼。
店の者はきょとんとしたが、しばらくすると可笑しそうに愉快そうに笑った。
「クスクス、わかりました。秘密、にしておきますね?」
「はい!」
お店の人たちいい人たちですね。
師匠、この京の町で沢村蒼は頑張ります!


