授業が終わると私は佐藤くんのところに向かった。


「よ！地味関口ｻﾝっ！」



「き、急に呼び出して何なんですか！？」

私はついカッとなり言い返してしまった。


「地味子ちゃんでも俺に言い返せるんだ。いい度胸してんね。」


どうしよう…
佐藤くんの感に触ることしちゃったかな…


「あのさ、お前を地味子じゃなくならせてやるよ。可愛くしてやる。でもこれは遊びだかんな？勘違いすんなよ」


「え？」

あまりの驚きに「え？」としか言葉が返せなくなる。


急にどうしたんだろうか。
そもそも佐藤くんはこんなことをする人だったのか、
私を狙ってる？そんなことはないはず…


いろんな疑問が頭の中で回っていく。

「早く返事して、やるかやらないか。まぁやった方が特なんじゃねぇのか？」


私はもちろんやると答えた。