魁龍Ⅰ[完]






「立てるか」




「…うん…ごめんね」




「謝んな」




お姫様抱っこをされ




魁は口をあけてポカーンとしている




三人の前のソファーに




私をお姫様抱っこしたまま座った




「…わかったか
こいつは今テメェら見てぇーな
噂でしか人を貶すことしか出来ない奴ら
のせいで苦しんでんだよ
俺はお前らみてぇなのに守って欲しくはねぇ」