「笹本さん…だっけ?あんたの友達の、バレー部の子。あんたのせいで傷ついて何とも思わないわけ?」
「……!?」
笹本…麗ちゃん。
私の顔を見て、私が知らないということに気付いたのだろう。
向こうの瞳もわずかに見開かれる。
「え、なに…あんた知らなかったの?」
頭が、真っ白になる。
「麗ちゃんも押したの!?!?」
考えるよりも先に、体が動いた。目の前の子の襟元を握って前後にゆする。
「ちょ、」
「おい!」
「っ…、放せよっ!」
すぐに他の子が友達の救出に入ってきて、力任せに引きはがされ、倒される。
「いった…」



