もうあいつのこと考えるのやめ!


お腹が痛かったから変な
気持ちになったんだ!うん。



自分自身に言い聞かせ私は
今、片思い中の相手に会いに行った。



「あれ?花音?」



ピンポンを鳴らし、出てきたのは
良ちゃん。


「えへへ。また来ちゃった。」


良ちゃんに笑いかけると良ちゃんは優しく微笑み私を中に入れてくれた。



「お前、また来たのかよ。」


びくっ


椅子に座っている斗真が私を
見るなり、呟くとなぜか反応してしまった


「きききき来ちゃ悪いの⁉︎」



わたし、めっちゃかみかみ‥‥


てんぱる私をじっと見ている斗真。


がたっ


「!」


そして、椅子から立ち上がった。



ぎゃー!


こっちに来るなー!